私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ

「うん、病室に突然刃物を持った人が入ってきた時は凄く怖かったけどそれ以外は何もされてないよ」


刃物を持った人って・・・。


こんな小さい子にでも西の人達は平気でそんな事をするの・・・?


よく見れば琉生くんは病院着の服のまま裸足の状態だ。


そんな薄着じゃ今の時期は寒くてしょうがないと思う。ひとまずこれを着てと奏くんは自分のブレザーをかけてあげる。


「あ、あたしので申し訳ないんだけど上履き!使って!」


運んで貰ってる状態だしこの中だとあたしが一番サイズ小さいから。


一度降りて上履きを琉生くんに渡す。


気づかなくてすみません、と流星くんは言ってたけどこんな状況じゃ気が回らなくて当たり前だ。


それよりもましろちゃんはまだ降りてこないの・・・?キョウさんって人がどこに行ったのかも聞いてないし、益々不安が募る一方。


「えっと、そこで俺がこの女と琉生さんを連れて行くんだったらって理由で俺達は逃げれたんです。携帯はその時に置いて行くように言われて・・・。連絡できずにすみません」