私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ

視線はそのまま流星くんがおぶっている女子生徒に引っ張られる。


「流星くん、その子は?」


黒髪だからもしかして・・・。


「は、はい!ましろさんがこの生徒を皆さんの所にと。内通者だって言えば分かるからって」


やっぱり鈴原さんだったんだ。


それにましろちゃんがこの先に居た事は確定してるけど、本人はどこなんだろう?まだこの先にいるの・・・?


「琉生さんの事も頼まれて、病院にって」


「僕の事は大丈夫だから!お願い、おねーさんを助けて!」


「どういう事だ」


「琉生さん、ここは俺が説明するっス。指示に従ってましろさんを追ってたんですけど中々出てこなくて。そうしたら屋上から大きな声が聞こえてきて中に入ったら、ましろさんと赤と黒の血のような色をした髪の男に人質にされてる琉生さんが居たんです」


「血のような髪をした男って」


「キョウさんの事だ・・・」


「確か西の副トップの名前でしたね」


「人質って・・・。琉生はなんともないの?」