「ここは、よく迷い込みやすいんのさ。まあ、入りなよ」
僕は、その言葉に甘えてその人の家の中に入った。
家の中に入るとーーー
必要最低限の家具しかないように見える。
「上がりなよ。ここにでも座ってて。今、暖かいお茶でも入れるから」
「はい。ありがとうございます」
僕は、座布団が置いてあるところに座る。
その男は、数分で来て僕の横に湯気が立つ暖かいお茶を置いた。
「ありがとうございます」
「いいえ。おかまいなく」
その男は、僕の隣に座る。
「私の名前を言っていなかったね。私の名前は、倉坂真守(くらさか まもる)。ここの守り神だ」
「え!神様?!・・・ですか」
「そんな、かしこまらなくってもよいさ」



