ミレイアは、最後の言葉を囁く。

「君も白露を愛してるんでしょう?
なら、僕と同じじゃないか」

零は拳を振りかぶる。
その拳に、怒りと悲しみと希望が宿る。

「アンタの“愛”は、呪いだ。
アタイの“愛”は、拳だ。
違いが分かんねェなら——ぶっ飛ばすだけだ!!」

拳が、ミレイアの顔面を砕く。