「社長にコーヒー持ってきましたー!」
ザッと顔ぶれを見て、両チームとも今日ミーティングがあったメンバーたちだ、と理解した。
今日のミーティングはどちらも成果が上がったと聞いている。
(とはいえ、急にどうして? 今までこんなことはなかったのに――?)
「あ、ありがとうございます。コーヒーを買ってくるように、と社長に頼まれたのでしょうか?」
私はにこやかに、しかし内心訝りながら尋ねた。
すると広報企画部のチームリーダーが「いいえ」と爽やかに答える。
「今日は社長に励ましていただき、チーム一同とても嬉しかったのでぜひコーヒーを差し入れたいと思いまして……」
「我々のチームも同じです。これまでになく高い評価をいただき、メンバーのモチベーションが高まりました」
どちらのチームも皆、嬉しそうな表情と熱意のこもった視線で私を見ている。
私の戸惑いを感じたのか、経営戦略部のチームリーダー大野さんが私に一歩近づき、コーヒーを差し出した。
「後藤さんの分もありますよ。いつもお仕事、お疲れさまです」
「あ、ありがとうございます。気をつかっていただき恐縮です」
目の前に差し出された紙コップに手を伸ばしたそのとき、私の後ろのドアが開いた。
ザッと顔ぶれを見て、両チームとも今日ミーティングがあったメンバーたちだ、と理解した。
今日のミーティングはどちらも成果が上がったと聞いている。
(とはいえ、急にどうして? 今までこんなことはなかったのに――?)
「あ、ありがとうございます。コーヒーを買ってくるように、と社長に頼まれたのでしょうか?」
私はにこやかに、しかし内心訝りながら尋ねた。
すると広報企画部のチームリーダーが「いいえ」と爽やかに答える。
「今日は社長に励ましていただき、チーム一同とても嬉しかったのでぜひコーヒーを差し入れたいと思いまして……」
「我々のチームも同じです。これまでになく高い評価をいただき、メンバーのモチベーションが高まりました」
どちらのチームも皆、嬉しそうな表情と熱意のこもった視線で私を見ている。
私の戸惑いを感じたのか、経営戦略部のチームリーダー大野さんが私に一歩近づき、コーヒーを差し出した。
「後藤さんの分もありますよ。いつもお仕事、お疲れさまです」
「あ、ありがとうございます。気をつかっていただき恐縮です」
目の前に差し出された紙コップに手を伸ばしたそのとき、私の後ろのドアが開いた。



