「はい、出来た!!莉子ちゃん、すっごく可愛い!!」
私の部屋で、鏡越しに依月さんが褒めてくれる。
今日は12月25日、クリスマス。
ちょっと前からこの日は出かけようと悠斗くんに言われていて、その準備を依月さんに手伝ってもらっていたところ……。
「……っ」
鏡に写る自分を見て、驚いて言葉を失った。
ニットワンピースに、コート。髪はハーフアップにされていて、ゆるゆると巻かれている。
メイクもいつもより力が入ってきて……。
「莉子ちゃんはいつも可愛いけど、今日は一段と可愛いよ!これなら、悠斗はさらに惚れちゃうんじゃない?」
ニヤニヤされながら言われ、恥ずかしい気持ちでいっぱいになった……。
逃げるように部屋から出ると、
「……っ!」
スーツ姿の悠斗くんがいた……。

