社長室に行くと、眞鍋と亮が居た。 「またひとり来たぞぉ。」社長が俺を見て笑う。 「申し訳ありません……。」俺の後ろについて来ていたマネージャーがか細い声を漏らし、冷や汗を拭う。 亮が俺の顔を見て、笑う。眞鍋は、泣きそうな顔をしていた。 ——大丈夫だ、俺と亮で、なんとしてでもお前をここに残してみせる。