推しが隣に引っ越してきまして 〜月の裏がわ〜



「眞鍋がマネージャーねぇ……」
現・マネージャーが呟く。
「いいじゃん。俺たちのことをよく知ってる。この仕事にかける情熱もある。職種は未経験でも業界は経験者!おまけに一番近くでこの仕事を見てきてる。どう?この人材、魅力的でしょ?」マネージャーを見る。
「そんな言葉よく知ってんなぁ、就活やったことないクセに……。」マネージャーが頭をポリポリ。「いやぁどうかなぁ。」
「なんで?何がダメなの?」
「一応、ウチも会社なんだよ、一企業。人事決定権は最終的には上の人たちにあると言いますか……ってどこ行くんだよ。」
「決まってんだろ、その上の人に会いに行くんだよ。」


「……お前らは本当に……マネージャーの手が焼けますなァ…泣」