最後の夜、俺たちは色んな話をした。


凛を腕枕する。凛が白くて細い腕を俺のお腹に回す。
「あんまり外で遊べなくてごめんね。」
「ううんいいのそんなことは。」でも、って凛が目を伏せる「佑月くんと花火大会に行ってみたかった。近くでおっきい花火一緒に見たかった」


空が白み始めて、うとうと眠りについた。