相席居酒屋を後にし、たどり着いたのは近くにあった公園。
ブランコに2人で跨る。
「そりゃ、急には忘れられないんだろうけど、さ……。」
奈緒ちゃんが私を見る。
「しょうがないじゃん、相手、アイドルなんだから。」
うん。
「私たちは、所詮、ファン。佑月くんたちとは住む世界が違うんだよ。」
うん。わかってる。
本来、交わるはずがなかった世界が、何かの弾みでたまたま交わってしまった。そして、今後はもう二度と、交わることはないんだろう。
そんなことは、わかってる。
ブランコに2人で跨る。
「そりゃ、急には忘れられないんだろうけど、さ……。」
奈緒ちゃんが私を見る。
「しょうがないじゃん、相手、アイドルなんだから。」
うん。
「私たちは、所詮、ファン。佑月くんたちとは住む世界が違うんだよ。」
うん。わかってる。
本来、交わるはずがなかった世界が、何かの弾みでたまたま交わってしまった。そして、今後はもう二度と、交わることはないんだろう。
そんなことは、わかってる。



