それから、佑月くんの姿を見る事はなかった。
朝、7時。シン…と静まり返った廊下。
人の気配はない。
なんだったんだろうか、あれは。
ていうか、自分のファンが隣の部屋に住んでるって、アイドルからしてみたらどうなのか。
私だったら、絶対に嫌だ。
そうなったらきっと、俺はなんてめんどくさい奴をお隣さんにしてしまったんだろう、って思うに違いない。隣がオタクですみません。
あの日のことは、どうか佑月くん、忘れてください。
あなたの隣に住んでいるのは、ただの、知らない女の人。
いや、やっぱり忘れないで……。
でも、あの日の佑月くん、相当酔ってたし、あれじゃきっと覚えてないだろう。
悲しい。けどまあきっと、その方がいい。
朝、7時。シン…と静まり返った廊下。
人の気配はない。
なんだったんだろうか、あれは。
ていうか、自分のファンが隣の部屋に住んでるって、アイドルからしてみたらどうなのか。
私だったら、絶対に嫌だ。
そうなったらきっと、俺はなんてめんどくさい奴をお隣さんにしてしまったんだろう、って思うに違いない。隣がオタクですみません。
あの日のことは、どうか佑月くん、忘れてください。
あなたの隣に住んでいるのは、ただの、知らない女の人。
いや、やっぱり忘れないで……。
でも、あの日の佑月くん、相当酔ってたし、あれじゃきっと覚えてないだろう。
悲しい。けどまあきっと、その方がいい。



