年上彼女と年下俺様

俺と遥が書いた歌を歌った美波音…。



やっぱりイイ…。



「上出来。」

「だな。」



早く終わらせよう…。



そして俺達が一緒にテレビに出る日が決まった。



優越感に浸れる…。



初収録の日、ホッと一息つけたと思った。



「響!!里佳が倒れた!!」

「は?」

「今綾乃から電話来て病院にいるって…。」

「何で…。」



今度は里佳チャンが病院?



俺の二の舞にはなんねぇよな…。



「どうしよう…。」

「お前は行ってイイぞ~。俺が美波音と出るから。」

「でも…。」

「はいはい、俺を信用しなさいリーダーさん。」

「マジ…ごめん!!遥、美波音にも謝っといて!!」

「あいよ~。」



収録を抜けた。



車で病院まで向かう最中の冷や汗…。



まさか俺のせい…。



ごめん里佳チャン…。



急いでついた病院の受け付け。