年上彼女と年下俺様

ほぼ毎日美波音に会って仕事をしてる。



美波音もそろそろ疲れが出てる…。



「寝とけよ。後で起こす。」

「はい…。」



無口でシャイな美波音は仕事になるとちゃんと喋る。



何だかすげぇ可能性を感じる逸材…。



初めて会った時の不思議な感覚の原因はきっとこれだったんだ…。



「はい…。あっ、今仕事でちょっと…。うん、ごめんね?またかける…。」



こっちも彼氏がいるらしく、俺に相当ご立腹だったらしい。



疑いを晴らすために直で電話したけどうまく行ってないのかも…。



「彼氏?」

「はい…。」

「怒ってんの?」

「里佳さんは大丈夫ですか?何か本当に申し訳なくて…。」

「気にすんな。それより今はこっち。出来たから歌ってみ?」



美波音も音楽を昔からやってたらしく、彼女の意見も取り入れながらやっと曲が出来た…。



すっげぇ苦労した…。