年上彼女と年下俺様

何かいつもと違う…。



「響?」

「…………。」

「何か喋ってよ…。」

「黙って。」



ズットキス…。



頭おかしくなりそう…。



「ベッド行こうよ…。」

「何で?俺はキスしてるだけで十分だけど?」

「あたしは不十分…。」

「欲張り。」



意地悪だ…。



ワインも飲みかけ、ケーキもクリーム2口しか食べてないよ…。



でも今はケーキよりも響がイイ…。



「里佳…。」



久しぶりの呼び捨てにドキドキ…。



痩せてもあたしを軽々抱っこしてくれる響に不思議と安心する…。



「里佳チャン酒臭い…。」

「最近飲んでなかったから…酔う…。」

「酒に?俺に?」

「どっちかと言えば響に…。」

「ははっ!!超好き。」



触れた響の手の優しさに更に酔った。



ヤバイ…。



最上級に好き…。