年上彼女と年下俺様

その後で別々にお風呂に入った。



バスルームから出るとテーブルにケーキ…。



「これどうしたの!?」

「ん?里佳チャン働きっぱなしで食えねぇと思って。ケーキ食わなきゃクリスマスじゃねぇんだろ?」



去年も一昨年も食べれなかったクリスマスケーキ!!



「あ~ん。」

「ん。」

「うまい?」



響の指で生クリームを食べた。



甘い…。



「里佳チャン顔赤い。」

「お風呂の…せい。」

「そ?飲む?」

「開けてくれるの?」



響がお客さんに貰ったワインを開けてくれた。



あたしだけ飲むのがしのびないけど…。



「クリスマスっぽいね!!」

「明日休みっしょ?」

「うん?」

「俺も休み。はい、もう一口。」



何だか今日はケーキより響が甘い…。



普通に食べさせてよ…。



「俺も食う。」

「食べたら?」

「こっち食いてぇの。」



やっぱり今日の響は甘い…。



キスが甘い…。