年上彼女と年下俺様

あたしも車に戻るために歩き出したその時…。



「見つけ…たぁ…。」



息を切らした響が少し離れた場所に立ってた…。



どうやって見つけたの…。



ゆっくり近付いて来た響はあたしが羽織ってたジャケットを取るとそのまま抱きしめた…。



ブワッと溢れ出した涙…。



やっぱり響のが暖かい…。



「浮気っ…してんじゃねぇ…よ…。」

「ごめっ…響ぃ…。」



言葉にならない思い。



でも抱きしめられてる腕の強さが何も言うなって言ってる…。



「王子のお出ましですか…。」

「安田…さん、里佳チャン返してもらう…から。その前に…。」



急に離れた響は次の瞬間安田さんを殴ってた…。



あたしは何も言えないでその姿をただ呆然と見てた。



「いてぇな…。」

「俺の里佳だ!!俺が守るって約束した…。安田さんには渡せねぇ。里佳チャンが俺を必要としなくても…。俺には里佳チャンが必要たから。だからやれねぇ。」



あたしが必要…。