年上彼女と年下俺様

ついた場所は海…。



まだ少し寒い夜の風が余計冷たく感じる。



フワッと安田さんがあたしに上着をかけてくれた。



「安田さん、あたし揺れてないよ…。」

「わかってる。なんかすげぇムカついたから…。ってか俺はいつになれば里佳の事忘れられんだよ。」



悲しそうな安田さんはあたしの横に腰を下ろした。



何でわかってるならこんな事するんだろ…。



「人がせっかく諦めかけてんのによ、切ないとか辛いとか寂しいとか…。そんな顔毎日見る俺の身にもなれっつーの。」

「そんな顔してないよ…。」

「残念ながらしてます~。しかも引っ越したとか相手は歌手でしたとか…。さっぱりわけわかんねぇよ。」

「ごめんなさい?」

「出来れば店長辞めてついでに店も辞めてくれ。俺のもんになんねぇなら俺の前から姿消せよ…。」



安田さん、もしかして怒ってる?



消えろか…。



相変わらずキツイなぁ…。