年上彼女と年下俺様

【里佳】



待っても待ってもてっ君が帰って来ない…。



心配過ぎる!!



「どこいるんだろ…。もう0時過ぎちゃったよ…。」

「てっ君だから心配いらねぇだろ。」



そう響が言った瞬間インターホンが鳴った。



てっ君だ!!



響がカギを開けたらてっ君が一人で帰って来た。



「お前の父ちゃんマジこえぇ…。」

「「は!?」」

「何か勢いで挨拶行ってきた…。」

「親父に会ったの!?」

「だって由優って高校生だし…。」



『由優』って…。



じゃあうまくいったの!?



「付き合ったの!?」

「はい、どうもすいませんでした…。でもマジビビった…。」

「響のパパさん優しいじゃん。」

「いやいや、まずあんな有名だと思わなかったし超キレてたけど…。」

「キレた!?」



あんな穏やかそうなのに!?



でも娘はかなり溺愛してたっけ…。