年上彼女と年下俺様

じじいに電話してやる。



「珍しいな。どうした?」

「由優は店に行ったら客でしょうか孫でしょうか。」

「孫だな。でも客か?」

「由優の幸せ願うなら孫って言え。」

「じゃあ孫だ。」

「じゃあな。」



由優は孫だ。



何の障害もねぇ。



「孫だって。オーナーが言うなら確かだ。」

「でも俺オッサンだし…。由優チャンまだ16だぞ!?」

「歳なんて関係ねぇから!!後悔すんならブチ当たって後悔しろよ!!てっ君がそんな根性無しだと思わなかった!!」

「ははっ…。響、携帯貸して。追い掛けてくる。」

「タクシー乗ったかも。」

「構わんよ…。」



てっ君に携帯を渡したら走って部屋を出てった。



うまく行きますように…。



「てっ君男だな。」

「だな~。かっけぇ。」

「タクシー追い掛けちゃう感じ?」

「感じ?」

「「愛だねぇ~。」」



後は帰りを待つのみ。