年上彼女と年下俺様

1時間ほどしてから帰ってきた二人…。



「はいアイス…。」

「帰ってくんの遅くね?」

「ま、迷ったぁ~!!ははっ…。」



何かあったな。



ってか付き合わんの!?



「由優?てっ君と何かあった?」

「フラれた~…。もう由優帰る…。」

「待て待て!!何で!?」

「お客さんとの恋愛はタブーだからって…。」

「あっ…。」



由優が泣きそう…。



そのまま玄関を出た由優にかける言葉がなかった。



由優は客じゃねぇ!!



「てっ君!!」

「はい?」

「由優泣かせんな!!」

「えっ…。泣くって…。」

「由優は本気だし客じゃなくてオーナーの孫!!」

「でも俺だってあそこ辞めたくねぇんだっつーの!!そりゃあかなり葛藤しましたわ!!でもやっとやりたい事みつけられたのにクビになるわけにはいかねぇんだよ!!」



てっ君…。



そんなのおかしい。