年上彼女と年下俺様

やっぱりシェフは真面目な人…。



この人に愛される人はきっと幸せになるよ。



でもそれはあたしの役目じゃなく他の人。



「ごめんねシェフ…。」

「うるせぇよ…。謝んなバカ…。」



そう言って離された腕…。



早くイイ人が見つかりますように…。



「さ、戻るぞ。もう1日彼女も終わり。ありがとな里佳…。」

「こちらこそ。シェフが好きになってくれた事忘れないからね?」

「俺も…忘れらんねぇだろうな。この歳でガキ相手に失恋とかマジねぇ~…。哲平と飲み明かそう…。」



それからお店の話しをして皆のとこに戻った。



2人で抜けたもんだから疑いの眼差しが…。



「どうだった!?」

「ガッツリ味の研究してきましたわ。な?」



頷くあたしにシェフはニコッと笑ってくれた。



代理もあたし達に何があったかわかってるような雰囲気だった。