年上彼女と年下俺様

苦しくなる…。



「気付けば好きになってた。メシだってさ、他のバイトは『ごちそうさまでした』って言うだけなのに里佳は『うまかったで~す!!』って…。それがなんだか嬉しくて…。」

「それはっ…。癖みたいなもんかもしれないけどシェフのご飯は美味しいもん!!」

「だからもっと笑顔が見たくなった。俺が里佳を笑顔にしたくなった。」



だからあんなに餌付けしてたのか…。



ってかいつものシェフらしくない。



「そろそろ戻るか!!代理に心配される…。」

「シェフ…。」

「1回だけ名前で呼べ…。」



そう言ったシェフの顔は苦笑い。



眼が少し悲しいよ…。



あたしがこんな顔させてるんだ…。



「勇…馬……。」

「わりぃ、ちょっとだけ…。」



そう言って抱きしめられた。



力が強いよ…。



「お前を笑顔にしたのはアイツなんだろ?」

「うん…。だから…シェフの気持ちには答えられない。ごめんなさい…。」

「わかってる…。当分いてぇな…。結構マジだったから…。でももうやめるわ。お前の為にメシ作んのも…。」

「うん…。」



ごめんなさい…。