会計を済ませてファミレスを出ると号泣した里佳チャン。



「ありがと響…。綾乃も…。」

「スッキリした?」

「まだ…。家行って暴れて来る!!」



マジで!?



それは予想外…。



仕方なく綾乃チャンと家で待つ事にした。



「綾乃チャンは知ってた?」

「知ってたよ~。だから響君には感謝してます。」

「じゃあ陸斗呼んでイイ!?」

「あ、待って。あの子女の気配は?」

「『俺は安売り辞めたんだ』ってさ。」

「じゃあイイ。どうなったか楽しみだったの~!!」



こんなに待たせて何を言う…。



綾乃チャンが逃げないうちに陸斗を呼んだ。



「綾乃!!」

「久しぶり。」

「マジ好き!!俺さ、もう綾乃の事以外考えらんねぇの!!俺と付き合ってください!!」

「でもあたしキャバクラ勤めだよ?」

「辞めてもイイよ!!俺が養うの!!」

「どうやって?バイトしなきゃ家賃払えないんだよ?」

「マンションの一つくらい買ってやるさ。」



怖い女だ綾乃…。