特別な何かあるわけじゃないけど。
少しくらい、自分たちでお互いの話をした方がいいよね。
「そ、そうですね....そうしましょうか。」
たどたどしくなりながらも、返事をし、自分の部屋に向かう。
「少々お待ちください。」
部屋に着くなり、佐伯さんは一度退出。
ど、どうしたんだろう....?
「はぁ〜.....」
部屋のソファに腰をかければ、大きくため息が漏れた。
緊張して疲れた...
ひとりになって少し、肩の力が抜けた。
5分もしないうちに佐伯さんは部屋に戻ってきた。
「これ、どうぞ。」
ソファの前にあるテーブルにお盆が置かれる。
「カモミールティーです。少々、緊張されてお疲れかと思いまして。リラックス効果もありますので、どうぞ。」
と、慣れた手つきでティーカップに注ぐ。

