執事に溺愛されまして






え、これって私、どうしたらいいのかな?



自分の部屋に戻ればいいの?




後ろを振り向きたいけど、振り向けないし。
話しかけたいけど、話しかけられないっ!!




で、でも一旦....自分の部屋に戻って状況を整理したいというか......落ち着きたい。




「あ、あのぅ.....」



意を決して声をかける。



「はい、なんでしょうか?」



「自分のお部屋、戻ってもいいですか?」



「えぇ、もちろん。」



ニコッと笑顔を向ける佐伯さん。



「お部屋に着いたら、少し、ふたりで話しませんか?」



「え?」



「私の自己紹介も詳しくはまだですし、美羽様のことも教えていただきたいですし。」



そ、そうだよね。



これから一緒に生活するわけだし、私のお世話もしてもらうことになる。



さっきパパから少しは佐伯さんの話を聞いてはいるけど、詳しいことは知らない。




佐伯さんは、どれだけ私のことを聞いているのだろう?