さっきまでのことを思い返せば、再び鼓動が早くなる。
最近なんか、振り回されてばかりな気がする....
ドキドキするようなことを普通に言うし、急に至近距離で見つめてきたり。
それなのに当の本人はケロッとしてて....
でも......
いや、ではないのが不思議だ。
ふつう、なんとも思ってない人からそんな行動を取られれば、嫌な思いをするのが普通だと思う。
現に、この前告白された男の子の時がそう。
触れられてすらいないのに、嫌な気持ちにしかならなかった。
だから、佐伯さんは.....
少し特別な人だ。
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それから一週間後の週末のこと。
「お嬢様、ご準備できましたでしょうか?」
「はい、大丈夫です。」
夜空には星が点々と煌めき始めた午後6時半過ぎ。
ガチャリと扉が開き、部屋に入ってきた佐伯さんを前に少し緊張気味の私。
「......とても、お綺麗です。お嬢様。」
「あ、ありがとうございます....」
恥ずかしくて俯き気味の私に「では、お時間もございませんので。」と、急かす。
私は、これから財閥関係の人が集まるパーティーに参加することになってた。

