「ごちそうさまでしたっ!
あー、今日のご飯も美味しかった。」
「お嬢様は毎回、とても美味しそうにご飯を召し上がりますね。」
「えー?そうですか?」
今日もお部屋に運んできてもらったご飯を平らげ、ソファでひとやすみ。
「見ているこちらまで、幸せになれるくらい美味しそうに。」
そんなセリフを言われ、少し恥ずかしくて顔を俯かせる。
そんなこと気にして食べたことないけど、でも、褒めてもらったみたいで嬉しくなる。
「佐伯さん、ご飯は...?」
「私のことは気になさらないでください。」
いや、でも気になるよ。
だって付きっきりでお世話してもらってて、自分の時間なんてちゃんと確保できてるのかな?
朝は何時に起きて、夜は何時まで仕事してるんだろう?とか。
身体、壊したりしないかな?とか、心配なことばかり。
いつだって、私よりひとつ先の行動をしているし。
「あの、ひとつ、お願いと言いますか....」
「?
なんでしょうか。」
「一緒にご飯、食べませんか?」
「え.....?」
そしたら、ゆっくりご飯食べられるかな?って。
それに。
「パパとママがいない日も多いので、ひとりよりはふたりで食べた方が美味しいかな、と....」

