執事に溺愛されまして





「おはよう!」と、私も挨拶を返す。



「ねえねえ!ひとつ、聞いてもいい?」



「え?うん。どうかしたの?」



「今日の朝、送ってくれてた人って.....」



え?佐伯さんのこと、かな?




「あぁ.....私の、専属執事。佐伯さん。」



「なるほど〜、美羽ちゃんの執事か!」




フムフム、と顎に手を当てながら彗ちゃんは納得したように言っている。



佐伯さんが、どうかしたのかな....?





彗ちゃんの話によれば。



今日の朝、私のことを車から降ろすために外に出た時、とてつもないイケメンが送迎場所にいる、と校内でプチ騒動が起きていたらしい。



それが、佐伯さんだった、ということだ。




......だから、あの時ヒソヒソ見られてたんだ、私たち。




というか、佐伯さんが。



「教室内にもその噂が入ってきてて、わざわざ見に行った子たちもいるみたいで。
で、話を聞いてたら、その送迎されてた子が美羽ちゃんみたいだったから!」




な、なるほど......



確かにあの容姿だもんね。




噂になってもおかしくはない。