執事に溺愛されまして





「私のことは気にせず、好きな時にお友だちと遊びに行ったりしていいですからね。」



ずっと、私のそばにいたら、息抜きをする時間もほとんどないだろうし。



きっと、私のご飯やお風呂の時間、寝ている時間にもいろいろ仕事があるんだと思う。




「どうしてお嬢様はそんなに優しいんですか?」




「んー、優しいとは違うと言いますか....
元々私は、専属執事はいらないと思っていたので。」



中学生までは専属執事はいなかった。



お手伝いさんが面倒は見てくれていたけど、自分自身でもいろんなことができるように、生活もしていたから。




だから少しくらいひとりになっても、私は大丈夫。




「だとしても、執事に対してそんな優しいお言葉をくださる方はなかなかいません。」




そうなのかな?



でも、私は佐伯さんにもちゃんと自分の生活を大切にして欲しいと思うから。





「他の人たちのことは、分からないですけど.....
私は大丈夫なので!」




「ありがとうございます。
では、ごくたまに、にはなるかと思いますが、その時はお言葉に甘えせていただきます。」




「はい。ぜひ。」