執事に溺愛されまして




今日はついに高校の入学式。


朝、制服に着替えて部屋の全身鏡の前でソワソワ。




見慣れない制服姿。
似合ってるか、変じゃないか、気になって仕方ない。



「どうしよう.....すっごく緊張してきた...」



もう、数分すれば家から出ないといけない。



今日は入学式をして午前中で終わる。




新しい学校は大丈夫かな、とか。


友達はちゃんとつくれるかな、とか。



頭の中には不安要素ばかりだ。



「初日は緊張しますよね。
大きく深呼吸して、落ち着いていけば大丈夫ですよ。」




「は、はぃ.....」




深呼吸、深呼吸......



佐伯さんの言葉通り、部屋で大きく息を吸って吐く。




「では、お嬢様。
まいりましょうか。」



佐伯さんから学校指定のスクールバッグをもらい、家の前に止まっていた車に乗り込む。




「お父様とお母様は、入学式に間に合うよう、後から向かわれるとのことです。
我々は、先に向かいましょう。」




ゆっくりと車が発進。



車に乗っている時も、ずっと胸がドキドキ音を立てていた。