執事に溺愛されまして




私だってもう、今年で16歳。



それまで執事なしでも生活できていたし、これから執事と一緒に生活しろ、って言われても....



昔からの決まりでも、私ひとりくらい執事付けなくても大丈夫じゃないかなぁ?




「でも、パパ!私はひとりでも平気だよ!」




と、親指を立てる。



「美羽の気持も分からなくはないが、諦めなさい。」




「パパのケチ!」



私、結構人見知りなんだよね.....



これから先、知らない人がずっと私の隣にいるってことだもんなぁ。



「大丈夫よ、美羽!執事がついても生活は変わらないし、家族みんないるから!」


と、パパの横に座っているママが優しく言う。




「うう.....」




まあ、そうだよね。
昔からある決まりだし、私の身勝手な理由で覆るわけないか.....





「そろそろくるから、待つとしようか。」



え、え?もうくるの!?




いや、小さい頃からずっと聞かされていた話だし、いつかも自分は、とも思ってはいたけど!




でも、ついに私の執事になる人が.....っ!!