執事に溺愛されまして




一体、なんだったんだろう?



あんな、艶っぽい表情もするんだなぁ....



なんて思い返せば、ボンっ!と顔が赤くなったのが自分でもわかった。



だ、ダメダメ!思い返したら!



佐伯さんはきっと、私に謝られるのが本当に嫌だったんだ。




だから、あんなことをしてまで、私に謝ること禁止してきたんだよ!!





...そうは言われても、謝らないことなんてできるかな?


佐伯さんは私のことを優しい、なんて言ってくれたけど。
自分ではあんまりしっくり来てないし。





な、なるべく努力したらいいよね?



すぐには無理かもしれないし、完全に謝らないなんてことはできないけど....!




できるだけ、謝らないようにすればいいんだよね!




何とか自分に言い聞かせる。




目の前に置かれたカモミールティーとショートケーキ。




これから、新しい生活が始まるんだ。



もう少ししたら高校の入学式も待っている。




気合い、入れていかないとね......