佐伯さんは続ける。
「ですから、私のせいで、なんて思わないでください。謝らないでください。」
「あ、あの.....」
「分かりましたか?」
「で、でも、その.....」
「返事をしないと、このまま......」
と、色っぽく目を伏せ始める。
ちょ、ちょっと待って.....!?
うそ....!?このままだと.....
ゆっくり、ゆっくり、近づいてくる。
「~~~~っ....わ、わかりました!分かりましたから!離れてください!」
お、おねがい.....
これ以上は耐えられないよ.....
うるさく脈打つ心臓を、抑えようとするが、全く効果はなく。
キュッと硬く目を瞑り、佐伯さんが離れてくれるのを待つ。
「ふふ、いい子ですね。」
そう、頭の上からセリフが落ちてきたと思うと、ポンと頭に手を置かれる。
な、なんだったの.....?今の。

