執事に溺愛されまして





気さくに話しかけてくれる佐伯さん。



そんな彼との会話に、少しづつ慣れてきた。



そしてちょっとずつ、緊張もほぐれてきた。




「....よかったです。」



「え?」



ふたりで少し話が盛り上がってきたとき。



ホッとしたようにそう言われ、首を傾げる。





「お嬢様の表情が、少し柔らかくなってきたので。
緊張してたとはいえ、私が美羽様に相応しい執事になれるのかどうか、少し心配でしたので.....
もしかしたら、私が隣にいることが、既に嫌になっていたのではないか、と....」




そ、そんなことないですよ!!



と、言いたかったけど、そう思わせてしまったのは私。




とても、申し訳ないことをしちゃったなぁ....




「ご、ごめんなさい....私のせいで。」



シュン、と肩を落とす佐伯さんに罪悪感が押し寄せてきた。




「......お嬢様。」




「は、はい......」