その隣には、私の好きな苺のショートケーキ。
「あ、ありがとうございます。」
「美羽様はスイーツがとてもお好きだという話は聞いておりましたので。初めて会った日には、お出ししようと決めておりました。」
そ、そうだったんだ....
私に会う前からそこまで考えくれていたんだ。
「....とても美味しい...」
佐伯さんが入れてくれたカモミールティーをひと口。
それだけなのに、かなり気持ちが楽になった。
そんな私の姿を見て微笑んでいる佐伯さん。
少し恥ずかしくて、パッと顔を下げる。
「改めまして、美羽お嬢様。佐伯です。これから、お世話させていただきます。よろしくお願いします。」
「ぇ、あ、はい....美羽です。」
私もソファから立ち上がり、ペコリと頭を下げる。
「そんな、緊張なさらないでください。
.....って言っても、すぐには難しいです、よね。」
と、少し困った表情。

