ぜんぶ、ちょうだい。




「あれ、今日あいついないな」って、 少しでも思ったりしませんか?



「全然、吉川のこと気にしてなさそー」



そう言いながら油断してる清水の手を、今度は力いっぱい振り払った。

私のファーストキス、強引に奪ったくせに偉そうだし、今だって邪魔してくるしっ……!



「嫌い。大っ嫌い! 今後、私に近づいたら殴るから!」

「はぁ?お前、殴るって」



近づいてくる清水に、黙って拳を見せる。

ポカンとする清水。


そんな清水を置いて、私は速足で教室へ向かった。


嫌い。
清水なんか、嫌いだ。

絶交。

絶対絶交!!