ぜんぶ、ちょうだい。




月曜日。
学校に行くのが、こんなに憂鬱だったのは初めてかもしれない。


昨日は、ほとんど眠れなかった。
目を閉じても、頭の中に浮かぶのは清水の顔ばかり。


私が悪かったよ。
ちゃんと信じてあげられなかった。


でも―― でも、あれはやりすぎじゃないっ?

あのとき。
清水にキスをされたあと、涙が止まらなくて、震える声で言った。



「ひどいっ……なんでこんなことっ……」



清水は、笑ってた。でも、その笑顔はどこか壊れかけてて。



「せいぜい、俺で苦しめ。バーカ」



その言葉に、カチンときた。



「大っ嫌い!!」



叫んで、教室を飛び出した。

……あの瞬間のこと、何度も思い出す。思い出すたびに、胸がぎゅっと痛くなる。