クールな総長は私だけにとびきり甘い

大丈夫、俺がちゃんと支えてやる」

ことはは遠慮がちに蓮の腰に手を巻き付ける。

エンジンがかかり、風が吹き抜ける中、二人はゆっくりと走り出した。

倉庫に到着すると、蓮はことはを幹部たちに紹介した。

「こいつらが俺の仲間だ。よろしくな」

「えっと、桜井ことはです よろしくお願いします、、、、」


岩城翔太が険しい顔でことはを見つめる。

「初めまして、俺は岩城翔太。蓮の右腕だ」

小松悠真は柔らかな口調で言った。

「よろしくな、ことはちゃん」

佐伯大輔は無口に頷き、藤堂陽介は明るく笑みを浮かべた。

「楽しんでいけよ」

最後に村上拓海がクールに挨拶した。

「頼むぜ、ことは」

ことはは新しい世界に足を踏み入れたことを実感し、胸が熱くなった。