クールな総長は私だけにとびきり甘い

放課後、蓮はことはに声をかけた。

「おい、ことは。今日、ちょっと倉庫に来いよ」

ことはは驚いた顔で目を見開いた。

「えっ、倉庫…?そんなところに行くの、ちょっと怖いかも…」

蓮は笑みを浮かべて言った。

「心配すんな。俺がついてる」

ことはは迷いながらも、ゆっくりと頷いた。

蓮のバイクの前に立つと、ことはは不安げに言った。

「私、バイクの乗り方、よくわからなくて…」

蓮は優しく手を伸ばし、ことはをそっと抱き寄せた。