「何言ってんのかしらねーけど、誰がお前の手下になんかなるかよ」 「手下ではありませんよ。利害が一致した『ビジネスパートナー』です。僕が道筋を立て、君が暴れる。……退学処分を免れるには、これが一番手っ取り早いでしょう?」 淡々と事実だけを並べ立て、合理的に取引を持ちかけてくる。 暴力を振るうわけでも怒鳴るわけでもない。ただ隙のない容貌のまま、一番効率的な提案をしてくる。その静謐な冷徹さが、一番タチが悪かった。 「……けっ。口の減らねえ優等生様だこと。良いだろ、乗ってやるよ」