クール女子との同居生活。

「…朝か。」

 俺の淡い期待はむなしく、起きると目の前には必要最低限の物しか残っていなかった。

 そういえば、昨日はやけに部屋の物が少ない気がしたな。

 昨日は疲れていたせいか、記憶もあいまいだ。

 俺はひとまず、自分の身支度を済ませ、父さんの付き人である田村さんに新居を尋ねた。

 …田村さんの隈が酷かったのは、言うまでもなく父さんたちのことだろう。
 
 申し訳ない気持ちを抱きながら、家を後にした。