「セルシオ国王陛下が元奴隷ならば、私は今現在奴隷です。彼に囚われた愛の奴隷です。彼の為なら何でもできる⋯⋯自ら私は彼の奴隷に志願したんです」
私の言葉に彼女が目を丸くして驚いているのが分かった。
彼女の価値観がどうであれ、私は誰かがセルシオ見下すのは嫌だった。
見下す相手が必要なのであれば、そんな彼のことを想ってやまない私を見下して欲しい。
「アリアドネ王女! 少し話そう。レイリン、失礼する」
バルコニーに続く扉から顔を出したのは、ルイス皇子だった。
私は彼に手を引かれ連れて行かれた。
レイリン様の事が気になって、彼女の方を見たが俯いていて表情が見えなかった。
私の言葉に彼女が目を丸くして驚いているのが分かった。
彼女の価値観がどうであれ、私は誰かがセルシオ見下すのは嫌だった。
見下す相手が必要なのであれば、そんな彼のことを想ってやまない私を見下して欲しい。
「アリアドネ王女! 少し話そう。レイリン、失礼する」
バルコニーに続く扉から顔を出したのは、ルイス皇子だった。
私は彼に手を引かれ連れて行かれた。
レイリン様の事が気になって、彼女の方を見たが俯いていて表情が見えなかった。



