パッと彼女から手を離すと、彼女は震えながら床に座り込んだ。 「でも次、海に何かしようとしたら、」 彼女の目線に合わせて心は腰を落として 「分かってる。よな?」 彼女は返事はなかったものの分かったと思う。 「お前らも同じだからな」 私の後ろにいる女子様方にも睨みながら、心が言うと女子様方は頷いた。 「海、身体測定の続きしよっか!」 冷たい彼はもういなくて、いつもの甘いマスクに戻ってる。