Moon Venus

「シオンさまっ!!」


狂ったように叫ぶ詩音

慌てて駆け寄ったメリザ



聖石からみんなを呼んだメリザはまた詩音の名前を呼んだ


「シオンさま、シオンさまっ」



「詩音っ、あなたはあなたのままだから!」


私と詩音は元々一人で生まれるはずだった、けど、そうならなかった


詩音にも、私と同等の魔力がある

でも、そんな力を使うような世界ではなかったから、詩音は使ったことがないで
しょう


「詩音…あなたが生まれて、今やっと時が満ちたの。あなたを1000年待った」


一つに戻ろう


「詩音は詩音のままだから。私と一緒になっても、詩音にとっては魔力が……」


「…わけわかんないって……」