婚活令嬢ロゼッタは、なによりお金を愛している!

「それにしても、明日も仕事ですわねぇ」


 ロゼッタは手足を伸ばしながら、小さくため息をついた。


「毎日夜会通いをしていたロゼッタ嬢ならこのぐらい余裕なのでは?」

「あら、意地悪言ってくれるじゃない? さすがのわたくしも、今夜はかなり疲れましたわ」


 ふん、とロゼッタがそっぽを向くと、ライノアはクスクスと笑い声を上げた。


「いえ、ロゼッタ嬢はものすごくタフだと思いますよ」

「そうかしら? タフだと思われる要素はなにも。ライノア様にはむしろ、情けないところばかりみせている気がするけど」


 街で父親に遭遇したときも、今夜のことも。他の男性には決して見せられないとロゼッタは思う。