それにしても……女嫌いで危険な魔獣討伐に向かう死にたがり屋。本当にそんな方が、この美しいリリアードを治めているのかしら。
「ヴィンセント様は、まるで、お父様のようね」
「亡きアルバート様ですか?」
「お父様は、政務こそお母様任せだったけど、あの第五師団をまとめていたのよ」
「第五師団は、昔から荒くれ者が多いで有名でしたね」
「ふふっ、お父様もなかなかの戦歴だったわよ。でも、魔術師の皆さんはとても優しくて……」
お父様についていった第五師団の砦は、いつも賑わっていた。その大半が、魔術師とは思えない屈強な男ばかりだったけど、皆、私のことを娘のように可愛がってくれた。ただ、幼かった私から見たら、戦士と見間違いそうな体躯をした魔術師は怖い大人たちだったのよね。
ふと、一人の若い魔術師を思い出した。
恐怖に泣き出してしまった私に、皆が困り果てていた。
そんな中、美しい幻影の魔法を見せてくれた青年が一人いたのよ。
「ヴィンセント様は、まるで、お父様のようね」
「亡きアルバート様ですか?」
「お父様は、政務こそお母様任せだったけど、あの第五師団をまとめていたのよ」
「第五師団は、昔から荒くれ者が多いで有名でしたね」
「ふふっ、お父様もなかなかの戦歴だったわよ。でも、魔術師の皆さんはとても優しくて……」
お父様についていった第五師団の砦は、いつも賑わっていた。その大半が、魔術師とは思えない屈強な男ばかりだったけど、皆、私のことを娘のように可愛がってくれた。ただ、幼かった私から見たら、戦士と見間違いそうな体躯をした魔術師は怖い大人たちだったのよね。
ふと、一人の若い魔術師を思い出した。
恐怖に泣き出してしまった私に、皆が困り果てていた。
そんな中、美しい幻影の魔法を見せてくれた青年が一人いたのよ。


