涼やかなダリアの顔はいつもと変わらず、真剣そのものだ。
「商談に行く心づもりで、お願いします」
「そうね……」
「ヴェルヘルミーナ様の目的は、あの女を追い出すことだということを、お忘れなく」
「忘れてないわ。全ては、セドリックの為」
そう、この縁談を利用して、継母を追い出すのよ。
ロックハート家がどういった意図で私を迎えようとしているか、その真意は分からない。でも、領地を担保にして繋がるには申し分ない家よ。
若いセドリックの後ろ盾になってもらい、継母を追い出す協力をしてもらう。それが出来るのであれば、嫁いでからの私の立場なんてどうでも良いことよね。
政略結婚なんて、貴族社会では当たり前のこと。臆することはないわ。
「商談に行く心づもりで、お願いします」
「そうね……」
「ヴェルヘルミーナ様の目的は、あの女を追い出すことだということを、お忘れなく」
「忘れてないわ。全ては、セドリックの為」
そう、この縁談を利用して、継母を追い出すのよ。
ロックハート家がどういった意図で私を迎えようとしているか、その真意は分からない。でも、領地を担保にして繋がるには申し分ない家よ。
若いセドリックの後ろ盾になってもらい、継母を追い出す協力をしてもらう。それが出来るのであれば、嫁いでからの私の立場なんてどうでも良いことよね。
政略結婚なんて、貴族社会では当たり前のこと。臆することはないわ。


