「ご婦人、落ち着いてください。両家の証人の署名はすでに行われています」
「レドモンドの権利を、勝手に譲渡するなんて許せるわけがないでしょ!」
司祭様の言葉を跳ね除け、ケリーアデルは私を悪者にするような言葉を喚いた。
そうよね。私が持っていた権利を無条件でロックハート家のものにするなんて条件、貴女が認める訳ないわ。
でも、勝手に譲渡するわけじゃない。
私がお父様から引き継いでいた権利を、ヴィンセント様に譲渡するだけよ。親族からの承諾も得たわ。書類もそろえた。何一つ、不備はない。
「はした金でレドモンドをロックハートに売るなんて、情けない。この無能が!」
どこまでも、私を無能と罵るのね。
でも、その呪いの言葉はもう私を縛らない。
「はした金というのは、我が家の届けた結納金のことを仰られているのかしら?」
淡々と問われるローゼマリア様に、ケリーアデルは今にも噛みつきそうな顔をする。
「レドモンドの権利を、勝手に譲渡するなんて許せるわけがないでしょ!」
司祭様の言葉を跳ね除け、ケリーアデルは私を悪者にするような言葉を喚いた。
そうよね。私が持っていた権利を無条件でロックハート家のものにするなんて条件、貴女が認める訳ないわ。
でも、勝手に譲渡するわけじゃない。
私がお父様から引き継いでいた権利を、ヴィンセント様に譲渡するだけよ。親族からの承諾も得たわ。書類もそろえた。何一つ、不備はない。
「はした金でレドモンドをロックハートに売るなんて、情けない。この無能が!」
どこまでも、私を無能と罵るのね。
でも、その呪いの言葉はもう私を縛らない。
「はした金というのは、我が家の届けた結納金のことを仰られているのかしら?」
淡々と問われるローゼマリア様に、ケリーアデルは今にも噛みつきそうな顔をする。


