婚礼衣装をまとった私の姿が、鏡に映し出された。
真っ白な婚礼衣装の裾には、金の魔法糸で細かな装飾が施されている。ヴェールを飾る宝石と花は派手過ぎず、慎ましやかだ。
「ヴェルヘルミーナ様、よくお似合いですよ」
「ついにこの日が来たわね、ダリア」
「はい。今日から、お嬢様の新しい人生が始まるのですね」
「大げさね」
「そんなことはございません!」
「でも、それも全て……私自身にかかっている」
首に下げていた水晶のペンダントを握りしめ、大きく息を吸いこんだ。
大丈夫よ。この日の為、ヴィンセント様にたくさん魔法を教わり、能力を発動させる訓練をしてきたんだもの。あと必要なことは、自信を持つことよ。
神様がいるなら、きっと成功させてくれるわ。たとえ、今まで一度も発現していない能力だとしても。
ペンダントを胸の谷間に隠し、私は決戦の場に向けて足を踏み出した。
継母ケリーアデルを追い出して、愛しの弟セドリックを迎え入れる。この結婚式は、その為の儀式。
慎ましやかに終わらせるつもりは、毛頭ないわ。
真っ白な婚礼衣装の裾には、金の魔法糸で細かな装飾が施されている。ヴェールを飾る宝石と花は派手過ぎず、慎ましやかだ。
「ヴェルヘルミーナ様、よくお似合いですよ」
「ついにこの日が来たわね、ダリア」
「はい。今日から、お嬢様の新しい人生が始まるのですね」
「大げさね」
「そんなことはございません!」
「でも、それも全て……私自身にかかっている」
首に下げていた水晶のペンダントを握りしめ、大きく息を吸いこんだ。
大丈夫よ。この日の為、ヴィンセント様にたくさん魔法を教わり、能力を発動させる訓練をしてきたんだもの。あと必要なことは、自信を持つことよ。
神様がいるなら、きっと成功させてくれるわ。たとえ、今まで一度も発現していない能力だとしても。
ペンダントを胸の谷間に隠し、私は決戦の場に向けて足を踏み出した。
継母ケリーアデルを追い出して、愛しの弟セドリックを迎え入れる。この結婚式は、その為の儀式。
慎ましやかに終わらせるつもりは、毛頭ないわ。


