優しい声が耳元で私を呼ぶ。
「私も、貴女を救い出すのに時間がかかってしまった。それこそ、ロックハート家として踏み込める範囲が狭かったからね。下手をしたら戦争になる」
「それは……」
「だが、私の手を取ってくれた」
私の手を、ヴィンセント様はしっかりと握りしめる。
「もう離さない」
「……ヴィンセント様」
「これからは、貴女を支え、その心を癒す手伝いをさせてほしい。レドモンド卿には『娘はやらない』といわれている私だが、いいだろうか?」
優しい言葉を断ることなんて、私にできようか。
大きな手を握りしめた私は、この時、本当の意味で彼の妻となる決心を固めた。
「私も、貴女を救い出すのに時間がかかってしまった。それこそ、ロックハート家として踏み込める範囲が狭かったからね。下手をしたら戦争になる」
「それは……」
「だが、私の手を取ってくれた」
私の手を、ヴィンセント様はしっかりと握りしめる。
「もう離さない」
「……ヴィンセント様」
「これからは、貴女を支え、その心を癒す手伝いをさせてほしい。レドモンド卿には『娘はやらない』といわれている私だが、いいだろうか?」
優しい言葉を断ることなんて、私にできようか。
大きな手を握りしめた私は、この時、本当の意味で彼の妻となる決心を固めた。


